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ギタリストのための機材系の記録

そのまんま、機材の話。 ギター、ベースなど主にバンド系楽器のそこまで役立たない情報をこつこつと書いていく。主に初~中心者の方にむけて。 自作したエフェクターなどもDIY精神にのっとり、随時紹介していく。
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06.13.18:57

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  • 06/13/18:57

04.14.00:56

内部の話(ポットの話

ギターの電気関連の話をすこししてみましょう。
今回はポットの話です。


ギターにもベースにもついていますね、ボリュームとかトーンのノブ。

あそこに使っている部品(回す部品)のことをポットといいます。ねじをのければすぐ見えますから、見たことないなら見てみましょう

ヴォリュームならなんか線材が(ハイパス使用ならちっちゃいコンデンサついてたり)、トーンならなんか変な形のおいしそうなガムみたいなものが付いているかと思います。あ、あくまでパッシブの話ですよ。アクティブはそんなシンプルじゃないでしょう。

エフェクターなんかのつまみに使われているのも、ポットです。アンプもそうです。

電気関連の回すものは大体ポットってやつです、大体。

こたつの温度を調整するやつとか、回すやつならポットでしょう。
スライド式でも構造は一緒です。

これらは可変抵抗と言って、抵抗値が位置によって変わるわけです。

まあ、そんなことはいいとして。

ポットで一番問題になるとすれば、ガリでしょうね。
もしくはギター投げてポットが陥没して音でなくなったとか・・・

ガリの原因は、ゴミがたまったり、ポットの中身がさびちゃってることだったり。

とりあえずガリが出ちゃったら、何回もポットをぐりぐり回しましょう。

結構これで解決しちゃったりする。

で、ついでに接点復活剤をポットのすきまからぷしゅっとしてあげましょう。楽器用みたいなのじゃなくてもいいですよ。ホームセンターとかにあるKURE 5-56とかでもいいですよ

img.jpg









これですね。

でもつけすぎはだめです。プシューっはだめ。

シュッ、シュッ、くらいで十分です。

それでぐりぐりやればOK.
それでだめなら交換しましょう。

予防としては、今のスプレー+ぐりぐりを時々やってやることですね。
スプレーで油膜ができればさびにくいで、ガリが出にくくなるわけです。

ガリが出だすと、回した位置を完全に同じにしても、抵抗の値が不安定になって、同じ音が出なかったりします。出るようになったらなるべく早く対処したほうがいいでしょうね。

また、ポット交換するときに、なるべく大きいもののほうがいいなんて話があります。

やっすい入門クラスのギターだと、エフェクターと変わらない大きさのポットが乗ってたりするわけですが、これを大きいのにすると音が太くなるとかなんとか・・・正直、僕はそこんとこあんまり体験したことない(ポットだけ換えるなんてないんで、どの変化なのかいまいち分らない)ですけど、モノによって丈夫さとかトルクが結構違うので、やはり信頼できるものにしたいですね。有名なのはやはりスイッチクラフトですかね。

交換の際気をつけてほしいのは、ねじ部の大きさです。

きいたことがあるかもしれませんが、インチサイズ、ミリサイズってのがあるわけなんです。
まあ、簡単にいえば日本生はミリ、国外はインチって感じです。でも例外もありますから、みすりたくなければ楽器屋に頼んだほうがいいかもしれません。でも交換は簡単ですから、はじめてのDIYにはいいかもしれません(・・・あ、いや、ポットの裏のアースの取り方が地味に難しいかも知れません。がんばって)

また、今はギターの配線の改造なら、知識なんてなくてもできてしまうくらいわかりやすい情報がたくさん転がってますから、いろいろ改造してみては?ポットをパスしてみたりすると、いかにポットでハイが削れているかわかります。(実際は、その削れがいいので、パスしちゃうと耳が痛いと感じる人のほうが多いかもしれません。僕はスイッチでできるようにしてみたり)

もっと序盤で言っておくべきでしたが、ポットには値があるのですね。
大体パッシブギター、ベースに使われているのは250K~500kΩですね。

レスポールなどのピックアップがハムバッカータイプは500k(が多い)
ストラトなどのピックアップがシングルタイプのものは250k(が多い)
なぜカッコで多いとしたかといいますと例外もたくさんあったからです。(最近のものは上の通りのものが多い)
あまり詳しくは書きませんが、テレキャスに1M(1000kってことです)がのってたり、ハムの乗ってるミュージックマンのギターは珍しく300kなんてのを見たことがあります。

この値による変化は主にハイの出方が変わります。大きい値だと、よりハイがでます。小さい値だとハイは少なめです。
シングル系は元からハイの成分が多めですから、少し削っちゃった方が心地がいいんですね。
逆にハム系はミドルに音がよりますからハイを多めに出してやろうって魂胆でしょう。
1M乗ってるテレキャスは、よくわかりません。ちなみに昔のフェンダーの仕様です。たぶんすごく演奏しにくい音が出るはずです。きがくるっとる。

意外に、300kの乗っているミュージックマンはいいまろやかさだった。

ベースなら、個人的には250kでいいと思います。これも結構様々ですが。

この値による音色の変化はエフェクターや、アンプではどうにも変えられない部分です。しかも変化は結構劇的です。

暇なDIY精神あふれる方はいろいろな値にチャレンジしてみると面白いかもしれません。(僕がみてきた感じだと結局みんな最初にのせてた値にもどすんだけどね)

普段あまり気にしないパーツかもしれませんが、意外に奥深いものですよ。

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